2016年2月

巻き爪矯正の治療症例その6　～　深爪と肉芽腫を伴う巻き爪　～

2016.02.21

時に更新する　巻き爪矯正の治療症例です。今回も肉芽腫を伴った症例となります。病院でないとケアできない症例です

今回は　１０歳代の方で　よくお見掛けする　爪の角を深く切り取る風習に起因した陥入爪、それに伴う肉芽腫、巻き爪の３つを伴った症例です。

小さいころから　爪を短く切る癖があり　数年前から爪がちょっと伸びて痛くなったら　角を切り落としていたそうです。前医などで爪を伸ばすように言われたが　伸ばすと痛くなり　このような有様になったということです。このような症例では　爪を伸ばしても痛いだけで　何ら改善にいたりません。

いろいろな治療方法があると思われますが、患者さんとその家族と相談し、爪を温存してかつ速攻性のある治療が望ましいと判断しました。
そのため、巻き爪の矯正に加えて、肉芽腫も切除し、人工爪を装着する方法を選択しました。

施術後の写真です。

術後から徐々に痛みは軽減し、２週間もすればほとんど痛みはなくなったようです。

そして半年後の治癒時の写真です。

まだ　少し　爪を深く切る癖があるようですが　食い込みも彎曲も肉芽腫もなく　治療は一旦終了しました。

再発がないことを祈るばかりです。

当院は巻き爪の矯正を年間約1000趾前後行っております。（去年の分を数えたら増えていました）
全ての症例に有効というわけではありませんが、
爪周囲の痛みでお悩みの方は　一度受診してみてください。

受診の際には、巻き爪矯正VHOのよくあるお問い合わせもご参照ください。

クリニック名：二条駅前なかみち皮膚科クリニック
HP：http://nijd.dr-clinic.jp/
受付予約専用HP：http://ssc2.doctorqube.com/nijd.dr-clinic/　（初診の方も使用可能）
受付予約専用電話：050-5577-3609（初診の方は使用できません）
住所：〒604-8418　京都市中京区西ノ京東栂尾町3　JR二条駅NKビル３階
電話：075-812-0702（極力診療日の14：00～15：30におかけください）

2/18（木）PMは診察医が一人です。

2016.02.14

お知らせ

2/18（木）PMは　診察が一人となっています。あらかじめご了承ください。

そのため、今週のWEB・電話での受付番号は　AMは50番（土曜は90番）まで　PMは70番までとさせていただきます。WEB・電話での受付ができない場合には、窓口での受付はAMは12：30、PMは19：30まで行っていますので　直接来院してください。

よろしくお願いします。

クリニック名：二条駅前なかみち皮膚科クリニック

HP：http://nijd.dr-clinic.jp/
受付予約専用HP：http://ssc2.doctorqube.com/nijd.dr-clinic/　（初診の方も使用可能）
受付予約専用電話：050-5577-3609（初診の方は使用できません）
住所：〒604-8418　京都市中京区西ノ京東栂尾町3　JR二条駅NKビル３階
電話：075-812-0702（極力診療日の14：00～15：30におかけください）

爪を上から抑えると痛い。それは　爪下血腫かもしれません。

2016.02.12

爪の病気

50代　女性。爪が痛いということで来院。自己処置で　爪を磨いていたが　痛みがさらに増したということです。爪甲を上から押さえつけるのが一番痛いとのことでした。

初診時の　臨床写真です。

爪が　ほんのり　赤く　なっているのがわかるでしょうか？見るからに　爪の下が出血していそうです。

側爪郭（爪の横の皮膚）には　特に炎症なく　爪の陥入もありません。ということで　爪下血腫を疑いました。

爪甲に穴を開けると　血性かつ漿液性の浸出液が出てきました。これで診断確定。
怖そうに思われるかもしれませんが、穴を開けるのは　そんなに痛くありませんよ。

上から抑えて　浸出液を外に出せば　痛みは軽減します。
歩くたびに　爪の下にたまったものが　押し出されていきます。

たまっていたところの爪は剥離してしまいますけれども。（爪が白くなるということ）

重たいものを指に落としたり、運動などで爪先を強く打ったり、合わない靴を履いていたりすることが　この爪下血腫の主な原因であるとされています。

巻き爪の患者さんに　繰り返す爪下血腫を伴うと　矯正治療がうまくいきにくい印象があります。お気をつけください。

なかみチュラン　その４　～　Menya　～

2016.02.11

なかみチュラン

午前中の仕事が　早く終わったので　受付さんたちと　またまた　ランチしてきました。

今回は　イタリアンモードであったので　千本旧二条下がったところにある　Menya さんにお邪魔してきました。

現在　小生は片松葉杖歩行の状態ですので　いつもの　1/3速で　頑張って歩いて行きました。５倍ぐらい疲れました。

まずメニュー

こちらも　かれこれ　５年ぶりぐらいの訪問になりますが　ランチの構成にはほとんど変更がなく安心しました。

ここでは　やはり　オムレツを外せないので　全員　Cセット。

ある職員が注文したミニサラダ。

本日のスープ。色々野菜を裏ごしした　スープだそうです。

そして　このお店の　名物でもある　オムレツ。　チーズ入りで香ばしいぃ。
もっと　もっと　チーズを～　もっと　もっと　食べたいぃ♫（この歌　知らんやろな～）

パスタの注文も　みなさんバラバラ。

まずは　ツナと春野菜の　ジェノベーゼ。

菜の花や　ロマネスコなどの　お野菜　たっぷりでした。

お次は　若鶏と小松菜の　アラビアータ

鶏肉大好きだったけど　受付さんに　先に注文されました。

だから　私は　お次の　カルボナーラを選択。

厚切りベーコンとトリュフ風味のカルボナーラ。風味ということは　多分　トリュフ塩でも使っているのかな～と思いつつ
お食事終了。

量は多いので　ガッツリ食べたい人に　オススメです。

Menya
京都市中京区聚楽廻南町1-9-104
電話　075-801-0557

巻き爪の矯正治療の例その5　～　赤くジュクジュクしている場合も処置は可能ですか？　～

2016.02.06

巻き爪矯正の症例

久々の巻き爪矯正の治療事例その5です。
最近治癒にまで　持っていけた　症例を　今後は　時々掲載していきたいと　思います。

今回は　左第一趾爪の片側に肉芽腫を伴った巻き爪の治療事例です。その４と内容はあまり変わりないかもしれません。

患者は　50歳代　女性。
主訴：1年以上続く左1趾の爪の食い込み、

初診時の臨床写真です。近くのフットケアサロンで足爪のケアを受けていた方で、爪が食い込み　腫れ　ジュクジュクしてきたたということで　医療機関での処置がのぞましいと判断され　当院に紹介されてきた患者さんです。

左第一趾の内側（写真では左側）に、いわゆる赤い肉芽腫を作っていました。

正面から見ても　左側の爪が皮膚の下に　食い込んでいるのがわかります。巻き爪と爪の陥入による肉芽腫です。
これは　爪を伸ばしても治らないタイプです。肉芽腫の位置が根元の方にあるため　肉芽腫を切除した後に矯正するのが、
治癒への確実な方法です。

そして　早速治療。

伝達麻酔後に　肉芽腫を切除し　隠れていた　爪を露出させます。

正面から見ても　露出しています。

それで　ワイヤーいれて　肉芽腫部には　柔らかいタイプの人工爪を入れてしまいます。

上から見たところ。

正面から見たところ。

それから　数ヶ月に１回通院して　約１年後。

見違えるようですね。

正面から見ると　過去に　食い込んでいた痕跡が見て取れます。

この方は運良く　４回の治療、約１年で治療を終えることができました。
このように肉芽腫（じゅくじゅく）したものがあっても施術は可能です。

すべてに、この治療が適しているわけではありません。
爪の幅・大きさ、肉芽腫の大きさ・位置、通常生活の足にかかる負荷などを考えて、治療法を検討しています。
受診してご相談ください。
当院は巻き爪の矯正を年間約800趾前後行っております。
全ての症例に有効というわけではありませんが、
爪周囲の痛みでお悩みの方は　一度受診してみてください。

受診の際には、巻き爪矯正VHOのよくあるお問い合わせもご参照ください。